「心臓肥大」ってなに?
今までに「あなたは心臓肥大がある」と言われたことがある方は多いのではないでしょうか。
一般に、レントゲン写真で心臓が大きくうつって見えることを、「心臓肥大」と呼んでいることが多いように思われます。
レントゲン写真では、主に肺と心臓がうつっているのですが、心臓が大きくうつって見える場合、「心拡大」があると判定します
心拡大がある方が、本当に心臓肥大(厳密に言うと左室肥大)があるかどうかは、レントゲン写真だけではわかりません。
心臓肥大が本当にあるかどうかは、心臓の超音波検査(エコーの検査)で判定します。
左室肥大は心臓に負担がかかっている証拠であり、左室肥大がある方は心不全予備軍といえます。
左室肥大は主に高血圧や、弁膜症のある方に発生することが多いです。
左室肥大がある方は血圧の治療をしっかり行わないと、将来的に心不全を発症する可能性が高くなります。
また、心臓の機能が悪化してこないかどうかを、慎重に経過観察していく必要があります。