- Hajime Ito
ハーバード大学の研究者が勧める健康食とは?循環器内科専門医が解説します。

今回はハーバード大学公衆衛生学部のグループが提唱する「健康的な食事プレート」を紹介します。
一番のポイントは食事の半分を野菜や果物(野菜が多め)にすることです。
野菜は様々な色や種類のものを幅広く食べるようにしてください。
イモ類は血糖値が上がりやすいので、野菜にカウントしないようにしましょう。

食事の1/4を炭水化物で摂取します。
炭水化物は血糖値が上昇しやすいです。可能であれば玄米や全粒粉のパンやパスタなども取り入れてみましょう。
残りの1/4をタンパク質で摂取します。
良質で健康的なタンパク質をとることが重要です。
魚、鶏肉、豆類、ナッツがオススメです。サラダの具にしても良いと思います。
赤身の肉や、ベーコンやソーセージなどの加工食品はなるべく少なめにしましょう。
油も質の良いものを選びましょう。
オリーブオイル、キャノーラオイルなどが良いでしょう。
マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸は、狭心症などの原因となるので控えましょう。
ジュースなどの甘い飲み物は血糖値が急激に上がる原因になるので控えましょう。
水、コーヒー(ブラック)、お茶や紅茶がオススメです。

これらを毎日、厳密に実効することは難しいかもしれません。
たまには甘いお菓子やジューシーなステーキを食べても良いと思います。
ただ、毎日の習慣としてこのような健康な食事の考え方を取り入れることは、とても重要です。
なにより、新鮮な野菜や良質なタンパク質を使った健康的な食事は、不健康な食事よりもずっと美味しいです。
日々の積み重ねが将来の健康寿命を伸ばすことに繋がります。
是非試してみてください。