• Hajime Ito

糖尿病があると認知症になりやすい?

糖尿病の代表的な合併症といえば、3大合併症ともいわれる、神経障害、網膜症、腎症や、動脈硬化に伴う心筋梗塞や脳卒中などが有名です。​


しかし、近年糖尿病と認知症の関連が注目されています。​

認知症の原因となる病気はいくつかあるのですが、頻度が多いのは脳血管性認知症とアルツハイマー病です。​


従来から糖尿病の方は脳血管性認知症になりやすいことは知られていました。​

糖尿病にかかると、血管の動脈硬化が徐々に進行します。​

脳の血管の動脈硬化が進行すると、脳への血流が徐々に悪くなり、認知症を発症するのです。​

脳血管性認知症は糖尿病だけでなく、高血圧など動脈硬化を引き起こす生活習慣病全般と関連があります。


一方、アルツハイマー病は脳内にアミロイドβというタンパクが蓄積することによって起こると言われています。​


近年、日本で行われた研究のデータによると、糖尿病の方は、そうでない方に比べて、アルツハイマー病になるリスクが2.1倍高いことを示しています。​

これ以外にも、糖尿病の方がアルツハイマー病になりやすいようだ、という研究結果が多数報告されています。​


なぜそうなるのか、はっきりしたことはまだ解明されていませんが、糖尿病が何らかの形でアルツハイマー病の原因となるアミロイドβの代謝に関与しているのではないかと言われています。​


認知症を予防するためにも、糖尿病にならないような、健康的な生活習慣を心がけることが、非常に重要です。​

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