血圧いくつからが高血圧?循環器内科専門医が解説します。

更新日:2020年12月29日


血圧いくつからが高血圧?


病院などで測った血圧では、上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、または下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上の場合が高血圧です。


ただ、一度だけの測定結果では信頼性が下がるので、できれば1-2週間程度、家庭での血圧を測定してください。その際、だいたい同じ条件で測定することが重要なので、朝と夜1回ずつ、だいたい同じくらいの時間に測定してください。


家庭で測った血圧は病院より低くでることが多いので、家庭血圧だと、上の血圧が135mmHg以上、または下の血圧が85mmHg以上だと、高血圧の診断になります。


この数値は、日本の高血圧学会が定めたもので、最新の研究結果を基に定められています。


血圧が高いとどうなる?


そもそも、高血圧を病気として治療しているのは、血圧が高いと将来脳卒中、心臓病、腎臓病などの命に関わる病気になりやすくなるからです。血圧が高いと認知症を発症しやすいという報告もあります。


そのため、血圧をどの程度下げれば、このような病気を予防できるかということを、世界中の研究者が研究しています。


何万人、何十万人というヒトのデータを集めて導き出した、「血圧がこの数値より高いと、脳卒中などを起こす確率が高くなる数値」というのが、上記の140/90mmHg(家庭血圧で135/85mmHg)で、これ以上血圧が上がると高血圧という病気の診断となります。


この数値は、最新の研究に基づいて更新されていくため、将来的には変更があるかもしれませんが、現在はこの基準に基づいて高血圧の診断をしています。


繰り返しますが、血圧が上記の数値より高い人は、脳卒中、心臓病、腎臓病などの命に関わる病気を発症するリスクが高い状態であり、爆弾を抱えて生活しているようなものです。


脳卒中や心臓病は、突然発症しそのまま亡くなってしまったり、重い障害が残る場合もあるため、予防することが最も重要です。


健康寿命を伸ばすために、血圧が高い方は必ず医師にご相談ください。


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