高血圧と脳卒中、心臓病について


高血圧による脳卒中、心臓病リスク上昇


高血圧は脳卒中、心臓病の最大の危険因子です。

血圧の数値と脳卒中、心臓病リスクの間には明確な相関があります。

日本で約7万人を対象に行われた研究では、中年の方、高齢の方いずれにおいても血圧が高いほど、脳卒中や心臓病でなくなるリスクが高くなっていました。

特に若いうちから血圧が高い方ほど、脳卒中、心臓病のリスクが急激に高くなっています。 この研究では、120/80mmHg未満の方が、脳卒中、心臓病で亡くなるリスクが最も低かったです。

75歳以上の高齢者でも血圧が高いほど脳出血や心臓病での死亡率が高くなる傾向にあります。

他の研究でも、120/80mmHgを超えると脳卒中や心臓病が増加傾向となることが示されています。

このようなことから、現在の高血圧診断基準140/90mmHg以下であっても、早期から血圧に対する治療、生活習慣の改善を行うことが望ましいと考えられています。


高血圧+糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病、喫煙、肥満などでリスクはさらに上昇


高血圧に糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病、喫煙などが重なると、脳卒中や心臓病になるリスクは更に高くなります。 また、メタボリックシンドロームによる脳心血管病のリスクは50~140%程度上昇することが報告されています。

収縮期血圧に最も注意

血圧には収縮期血圧(上の血圧)、拡張期血圧(下の血圧)がありますが、我が国で行われた研究結果では、収縮期血圧が脳卒中の発症リスクと最も関連があるとされています。 また、病院で測った血圧よりも、家庭で定期的に測定した血圧のほうがより信頼性が高いとされています。


まとめ


120/80mmHgを超えて血圧が高くなるほど、脳卒中や心臓病のリスクが高まります。

早期からの生活習慣改善、治療で将来のリスクを減らしましょう! 参考文献:高血圧治療ガイドライン2019 (日本高血圧学会)

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