- Hajime Ito
そのいびき、危険です!睡眠時無呼吸症候群と突然死について。

睡眠時無呼吸症候群があり、夜間に低酸素状態となっている方は、夜間の突然死のリスクが60%~260%も増加することが、アメリカでの大規模な研究で報告されています。
(出典:Gami AS et al. J Am Coll Cardiol. 2013; 62: 610-616.)
無呼吸で低酸素になることで、心臓に負荷がかかり、重症の不整脈などを発症しやすくなるためと思われます。
睡眠時無呼吸症候群は、昼間の眠気を引き起こすだけでなく、このような重大な病気の原因となる場合があります。
最近、「睡眠負債」が話題になっていますが、睡眠時無呼吸症候群は睡眠負債よりも、はるかに危険といってもよいと思います。
花園内科では、家庭でもできる簡易検査を行っています。
いびきがうるさい、と言われる方は一度検査を受けることをお勧めします。