• Hajime Ito

血管が裂ける!? 大動脈解離と高血圧について


大動脈解離は、血管のいちばん内側にある内膜に亀裂が入り、そこから血液が一気に流れ込み、次の中膜が裂けて剥離を起こす病気です。


中膜の剥離が進んで外膜まで破れると、大出血を起こすこともあります。

解離が始まると、それまでに経験がないほどの激痛が突然起こります。


解離部分が広がるにつれて、痛みの範囲が、例えば胸から背中へ、さらに腰へと移動することもあります。


裂ける場所にもよりますが、発症すると60%以上の方が、病院に到着する前に亡くなってしまうというデータもあります。


時々、芸能人の方などが、この病気で突然死して、ニュースになっているのを目にします。


大動脈解離の原因は、はっきりとはわかっていない部分もありますが、高血圧が危険因子であるのは間違いありません。


大動脈解離を起こした人の70~90%が高血圧の患者さんだったというデータがあります。


高血圧は、普段は無症状ですが、このような非常に重い病気の原因になりうる恐ろしい生活習慣病です。

放置するのは危険ですから、早めに治療を受けることをお勧めします。


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