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肥満治療(メディカルダイエット)のご案内:より健康的な未来のための選択肢

当院では、医学的根拠に基づいた肥満治療(メディカルダイエット)を提供しております。


当院で使用する治療薬には、経口薬の「リベルサス」と注射薬の「マンジャロ」がございます。


どちらも食欲抑制や満腹感の持続をサポートするお薬ですが、特にマンジャロはより高い効果が期待できることが報告されています。


専門的な知見に基づき、皆様の健康的な体重管理をサポートさせていただきます。

 

1. リベルサスとマンジャロとは? - 肥満治療に用いられる薬剤

リベルサスとマンジャロは、もともと糖尿病治療薬として開発されましたが、体重減少効果が認められ、肥満治療にも用いられています。

 

【共通する働き】

  • 脳の食欲中枢に作用し食欲を抑えたり、胃の動きを緩やかにして満腹感を持続させたりします。これにより、摂取カロリーを自然に減らすサポートをします。

  • 血糖値改善効果があり、糖尿病リスクの軽減につながります。

  • LDL(悪玉)コレステロールや血圧を低下させる可能性も示唆されています。

 

【マンジャロの特徴】

  • GLP-1受容体に加えてGIP受容体にも作用する新しいタイプのお薬です。

  • リベルサス(GLP-1受容体作動薬)と比較して、より高い体重減少効果が報告されています。

 

📌多くの方が、治療開始から2~4週間ほどで食欲の変化を感じ始め、3~6ヶ月で目に見える体重減少効果を実感されています。

 

2. リベルサスとマンジャロの比較:ご自身に合った選択のために

どちらの薬剤を選択するかは、期待する効果やライフスタイルによって異なります。

📌マンジャロ 

  • 薬の種類:​GLP-1/ GIP 受容体作動薬 

  • 服用方法:皮下注射(週1回自己注射) 

  • 体重減少効果*:平均5-15%程度(80kgで4~12kg程度) 

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📌リベルサス 

  • 薬の種類:GLP-1受容体作動薬 

  • 服用方法:飲み薬(毎日1回、朝食前に空腹時に服用。服用後少なくとも30分は、飲食及び他の薬剤の経口摂取を避ける。) 

  • 体重減少効果*:平均2-4kg程度 

* 使用する薬剤の用量によって異なります。 効果には個人差があります。

​【ポイント】

  • 手軽さ vs 効果:リベルサスは毎日服用の手間はありますが経口薬です。マンジャロは週1回の自己注射ですが、より高い体重減少効果が期待できます。

  • ライフスタイル:毎朝の服用ルールを守れるか、週1回の自己注射に抵抗がないかなども考慮材料となります。

3. 安心・安全な治療プロセス

 

当院では、どちらの薬剤を選択される場合でも、安全性を最優先に考え、以下のステップで治療を進めます。

 

  1. 初回診察:問診及び治療の適応を判断するための血液検査を行います。

  2. 結果説明と治療開始:血液検査の結果をご説明し、問題がなければ、副作用を最小限に抑えるため、最も少ない用量から薬剤の投与を開始します。

  3. 継続的なサポート:定期的に診察を行い、効果や体調に合わせて薬剤の量を調整します。初回投与後には、副作用がないかを確認するための血液検査も行います。

 

📌安全上の理由から以下の条件に該当する方は、お薬の投与ができません。

  • BMI25未満の方 

  • 18歳未満の方 

  • 膵臓疾患の既往がある方 

  • 甲状腺疾患の既往がある方 

  • 甲状腺髄様癌の家族歴がある方 

  • 重度の胃腸障害がある方 

  • 胆石症,胆嚢炎,胆管炎の既往がある方 

  • 糖尿病の方(保険診療による糖尿病治療の適応となります) 

  • 妊娠中、授乳中の方(投与中、投与後1ヶ月は避妊する必要があります。) 

  • その他、医師が適切でないと判断する方

 

4. 副作用について - 正しい理解と対策

 

【主な副作用】

リベルサス、マンジャロともに、使用初期や用量を増やした際に、吐き気、胃もたれ、下痢、便秘などの消化器症状が出ることがあります。

 

📌これらの症状は一時的なものがほとんどで、時間とともに軽減していきます。

【ご自身でできる対策】

  • 食事を小分けにする(例:3食を4食に)

  • 脂質の多い食事(揚げ物など)を控える

  • 満腹を感じたら食事を終える

 

まれに、急性膵炎や胆石症、胆嚢炎、低血糖などの副作用が起こる可能性があります。激しい腹痛や嘔吐、冷や汗、動悸などの症状が現れた場合は、速やかに当院に受診してください。

5. 費用について (税込)

 

治療にかかる費用は以下の通りです。本治療は自由診療となります。

【薬剤の費用(マンジャロ4本)(1ヶ月分)】

  • 2.5mg:24000円 

  • 5mg   :36800円 

  • 7.5mg:53200円 

  • 10mg :72600円 

【薬剤の費用(リベルサス30日分)】

  • 3mg:10800円 

  • 7mg:19800円 

  • 14mg:33000円 

 

【薬剤以外の費用】

  • 初診料:3500円 

  • 再診料:2000円 

  • 血液検査*:3000~5000円 

 

*安全に治療を行うため、初診時および初回投与後に血液検査を行います。治療を継続する場合は3-6ヶ月毎の血液検査を推奨します。 

【重要事項】

  • 治療効果には個人差があり、すべての方に同様の体重減少が得られることを保証するものではありません。

  • 期待した体重減少が得られなかった場合でも、治療費の返金には対応しておりません。

  • 途中で治療を中止される場合も、既に支払われた費用の返金はできません。

 

6. 治療効果を高める食生活のポイント

薬剤による治療と並行して、食生活を見直すことは、より良い結果を得るために不可欠です。健康的な減量のために、以下のポイントを意識しましょう。

 

  • カロリー管理の基本:減量の基本は、摂取カロリーを適切にコントロールすることです。まずはご自身の目標体重に必要なカロリー(目安:目標体重(kg) × 25kcal)を把握し、それを超えないように心がけましょう。

  • 栄養バランス:カロリーだけでなく、栄養バランスも重要です。炭水化物(50~55%)、たんぱく質(15~20%)、脂質(25~30%)を目安に、バランスの良い食事を心がけてください。

  • 健康的な食習慣:

  1. 規則正しく、適量に:1日3食を決まった時間に。腹八分目を意識し、よく噛んでゆっくり食べましょう。

  2. バランス良く:主食(ご飯・パン等)・主菜(肉・魚等)・副菜(野菜等)を揃えましょう。主食は適量に、主菜は脂質の少ないものを、副菜(特に野菜・きのこ・海藻)はたっぷりと。

  3. 賢く選択:脂っこい料理、お菓子やジュース、アルコールは控えめに。食事は野菜から始めると血糖値の上昇が緩やかになります。外食時はカロリー表示を参考にしましょう。

📌食事例(約1600kcal):

  • 朝:ごはん100g、焼き魚、納豆、味噌汁、ほうれん草のおひたし

  • 昼:玄米ごはん120g、鶏むね肉のソテー、野菜サラダ、ひじきの煮物

  • 夜:ごはん80g、豆腐と野菜の炒め物、わかめスープ、キウイ1個

最後に

  • リベルサス、マンジャロを用いた肥満治療は、ご自身の努力だけでは難しい体重管理に、医学的なサポートを加える有効な選択肢です。

  • 特により高い効果を期待される方にはマンジャロが適している可能性があります。

  • 当院では、皆様一人ひとりの健康状態と目標に寄り添い、安全かつ効果的な治療を提供できるよう努めてまいります。ご興味のある方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

                                                                                                                                                                             

【未承認医薬品】

本治療における当院取り扱いの薬剤は、医薬品医療法などにおいて、2型糖尿病の効能・効果では承認されております。ただし、「肥満治療薬」としては国内承認されておりません。本治療は自由診療となります。

【入所経路等の明示】

国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れております。

【国内の承認医薬品の有無】

国内で、肥満治療における国内承認医薬品は「ウゴービ」があります。

【諸外国における安全性に関する情報の明示】

米国FDA(アメリカ食品医薬品局)においてGLP-1受容体作動薬の注射製剤が肥満治療薬として承認されています。 

花園内科 

内科、循環器内科、糖尿病内科、脂質代謝内科、小児科

〒473-0924 愛知県豊田市花園町屋敷15-1

駐車場:病院敷地内に12台、第2駐車場に5台あります。

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診察時間 

 →午前:​09:00~12:00、午後:17:00~19:00

 

窓口の受付時間  

 →午前:08:45~11:20、午後:16:30~18:20

WEB順番受付が可能な時間

 →午前:09:00~11:00、午後:16:45~18:00

 

・​​発熱外来

 →午前:11:30~(月、木、金、土)、午後:18:30~(月、火、水、金)

休診日

 →木曜午後、土曜午後、日曜、祝日

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